〝女芸人マニア〟として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから〝馬鹿売れ〟しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、幼少期に子役として芸能活動をスタートさせたが、お笑いの世界に足を踏み入れたのはまだ最近という、珍しい経歴を持つ女芸人を取り上げる――。
昨年の女芸人№1決定戦「THE W」で、僕と同じ事務所に所属してるのに見たことない方が出場してました。ネタも面白かったので紹介します。お笑い自体は昨年から始めたそうですが、幼少期から子役として芸能活動をしていたという珍しいパターンです。
【プロフィル】 芸名:小島あやめ 生年月日:1996年6月16日 所属:サンミュージックプロダクション
小さいころに出演した「レモンガス」「アクアクララ」のCMで披露したラップが話題になりました。お笑いは最近始めましたが、初めてとは思えない構成力と舞台度胸があり、結果は2回戦敗退でしたが、期待が持てる逸材と思ったのでインタビューさせていただきました。
――どんな子供でした
「家で歌ったり踊ったり、外で見たことをモノマネしたりする活発な子でした。家の中でよくライブを開催していました。パンクロックな親の元で育ったので、音楽に囲まれた幼少期でした」
――6歳で芸能界デビュー
「NHKの『天才てれびくん』に出たくて、お母さんに『これに出るにはどうしたらいい?』と聞いたところ、芸能事務所に連れて行ってくれたのがきっかけです」
――CMが話題に
「いろんな方にお会いして、いろんな経験をさせていただきました。でも友達とかは気を遣ってなのか特に変わらずに接してくれた。街で声かけられることも増えましたが、東京の人たちはクールなので『あれラップじゃない?』『ほんとだ~』くらい(笑い)」
――CMは今まで何本くらい?
「10本以上はあると思います。いろんなラップのCMをやらせていただきましたし、普通に大勢の中にいるCMにも出演していました。いったい何本なんだ? 今後も記録を更新したいです」
――ダンス、弾き語り、ラップ、役者、お笑い。いろいろやっていますが、多趣味なの?
「多趣味というより、昔から気になったことはなんでも挑戦してみるタイプ。それで人前でもできるレベルのものがたくさん残った感じで(笑い)。続かなかったものもたくさんあります。いろいろできる方がお仕事につながりやすいという考えでやってるところもある。多分、芸人さんが『これできたらおもろいんちゃうか?』みたいに何かを始めるのと同じで」
――「THE W」に出たきっかけは?
「大会が始まったころから知り合いに『出てみれば?』とずっと言われていたのですが、ラップで出る勇気もなくネタも書けない。そもそも今さらラップもなぁなんて思ったりもして、ズルズルしていたけど一昨年、コントネタを書いて、楽しかったのと笑ってもらえたので、自分で書いたネタなら、と思いエントリーしました」
――今年も出場する?
「もちろん出ます! 準決勝が行われるルミネtheよしもとまで、いや、行けるところまで行きたい」
――男女コンビでも活動している
「荒波タテオさんという方と『ゾウ』というユニットのようなコンビのようなものをやっています。まだあんまり人前には出てないですが、ありがたいことに応援してくださる方もいるので、人前にはなるべく出たいと思っています。キングオブコントも出られたら出て頑張りたいです。お互いのプラスになればと思っていますが、そこは〝要話し合い〟です」
――今後やりたいことは
「お芝居がやりたくて舞台などを頑張っています。コントもそれがきっかけで始めました。もちろんドラマなど映像でのお芝居もやりたいし、バラエティーも呼んでいただければいつでも。声のお仕事もしたいです。あっ、こういうふうに欲張るのは良くないですね(笑い)。とにかく小島あやめを再び表に出していきたい。いつでもなんでも呼んでください!」 今年の「THE W」も期待しております!
☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。
がお笑い芸人に転身
〝女芸人マニア〟として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから〝馬鹿売れ〟しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、幼少期に子役として芸能活動をスタートさせたが、お笑いの世界に足を踏み入れたのはまだ最近という、珍しい経歴を持つ女芸人を取り上げる――。 昨年の女芸人№1決定戦「THE W」で、僕と同じ事務所に所属してるのに見たことない方が出場してました。ネタも面白かったので紹介します。お笑い自体は昨年から始めたそうですが、幼少期から子役として芸能活動をしていたという珍しいパターンです。 【プロフィル】 芸名:小島あやめ 生年月日:1996年6月16日 所属:サンミュージックプロダクション 小さいころに出演した「レモンガス」「アクアクララ」のCMで披露したラップが話題になりました。お笑いは最近始めましたが、初めてとは思えない構成力と舞台度胸があり、結果は2回戦敗退でしたが、期待が持てる逸材と思ったのでインタビューさせていただきました。 ――どんな子供でした 「家で歌ったり踊ったり、外で見たことをモノマネしたりする活発な子でした。家の中でよくライブを開催していました。パンクロックな親の元で育ったので、音楽に囲まれた幼少期でした」 ――6歳で芸能界デビュー 「NHKの『天才てれびくん』に出たくて、お母さんに『これに出るにはどうしたらいい?』と聞いたところ、芸能事務所に連れて行ってくれたのがきっかけです」 ――CMが話題に 「いろんな方にお会いして、いろんな経験をさせていただきました。でも友達とかは気を遣ってなのか特に変わらずに接してくれた。街で声かけられることも増えましたが、東京の人たちはクールなので『あれラップじゃない?』『ほんとだ~』くらい(笑い)」 ――CMは今まで何本くらい? 「10本以上はあると思います。いろんなラップのCMをやらせていただきましたし、普通に大勢の中にいるCMにも出演していました。いったい何本なんだ? 今後も記録を更新したいです」 ――ダンス、弾き語り、ラップ、役者、お笑い。いろいろやっていますが、多趣味なの? 「多趣味というより、昔から気になったことはなんでも挑戦してみるタイプ。それで人前でもできるレベルのものがたくさん残った感じで(笑い)。続かなかったものもたくさんあります。いろいろできる方がお仕事につながりやすいという考えでやってるところもある。多分、芸人さんが『これできたらおもろいんちゃうか?』みたいに何かを始めるのと同じで」 ――「THE W」に出たきっかけは? 「大会が始まったころから知り合いに『出てみれば?』とずっと言われていたのですが、ラップで出る勇気もなくネタも書けない。そもそも今さらラップもなぁなんて思ったりもして、ズルズルしていたけど一昨年、コントネタを書いて、楽しかったのと笑ってもらえたので、自分で書いたネタなら、と思いエントリーしました」 ――今年も出場する? 「もちろん出ます! 準決勝が行われるルミネtheよしもとまで、いや、行けるところまで行きたい」 ――男女コンビでも活動している 「荒波タテオさんという方と『ゾウ』というユニットのようなコンビのようなものをやっています。まだあんまり人前には出てないですが、ありがたいことに応援してくださる方もいるので、人前にはなるべく出たいと思っています。キングオブコントも出られたら出て頑張りたいです。お互いのプラスになればと思っていますが、そこは〝要話し合い〟です」 ――今後やりたいことは 「お芝居がやりたくて舞台などを頑張っています。コントもそれがきっかけで始めました。もちろんドラマなど映像でのお芝居もやりたいし、バラエティーも呼んでいただければいつでも。声のお仕事もしたいです。あっ、こういうふうに欲張るのは良くないですね(笑い)。とにかく小島あやめを再び表に出していきたい。いつでもなんでも呼んでください!」 今年の「THE W」も期待しております! ☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。