自民党の二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が3年間で約3500万円の書籍代を支出し、野党が妥当性や内訳を追及していた問題で、二階氏の事務所が14日、コメントを発表した。
二階氏が推進する国土強靱(きょうじん)化や観光立国などに関する書籍について出版社側から最低買い取り数量を提案され購入したケースや、与野党の政治家や関係者から紹介されまとめて購入したケースがあると説明。政策広報のため、選挙区外の行政や議会関係者などに配布したとコメントした。
合わせて書籍の内訳も公表した。詳細は以下の通り。
▽冤罪(石井一著) 300冊、計46万2千円
▽グリーンの上の政治家たち(石井一著) 300冊、計46万2千円
▽つくられた最長政権(石井一著) 300冊、計46万2千円
▽Monthly Koron(月刊公論)2020年2月号 2千冊、計186万6千円
▽月刊日本2020年8月号 3千冊、計234万円
▽二階俊博の政界戦国秘録5(大下英治著) 500冊、計34万1千円
▽小池百合子の大義と共感(大下英治著) 3千冊、計396万円
▽ナンバー2の美学-二階俊博の本心(大中吉一監修) 5千冊、計1045万円
▽地元メディアが見た 二階俊博 力の源泉 計3千冊、計275万円
▽最長幹事長(大下英治著) 3千冊、計231万円
▽政権奪取秘史 二階幹事長・菅総理と田中角栄(大下英治著) 3千冊、計475万2千円
▽新しい「日本の歩き方」(山谷えり子著) 1千冊、計154万円