「与野党の国会討論をせず、国民の判断材料もないまま解散するのは無茶では?」
「判断材料がないというのは全く当たらない」
ややムキになって反論する進次郎氏。
典型的な“ブーメラン”だ。他陣営の自民党若手議員は「確実に評価を下げている」と冷ややかに見るが、さらに足下もぐらついている。進次郎陣営では“内部崩壊”の兆しもあるのだ。
「事務局長は、進次郎氏と勉強会仲間の小倉將信前こども担当相。また村井英樹官房副長官や小林史明衆院議員が脇を固める。政策通として評価が高い3人は、いずれも40代前半。進次郎氏と同世代のホープです」(進次郎選対関係者)
しかし、若手が主導権を握る現状を面白く思っていない勢力があるという。
三谷氏の事務所に確認すると、「選対の指示に従い、岐阜県で支援のお願いをしており、出陣式は秘書が代理出席しました。(不満があるため欠席したとの指摘には)かかる事実は毛頭ございません」と回答。
そんな進次郎氏の陣営には、あの“パワハラ男”も。
その長谷川氏に気になる動きがあったという。
「議員辞職した比例北海道ブロックの堀井学前衆院議員の後任に、高橋祐介氏という新人が繰り上げ当選する見込みです。長谷川氏は彼に『進次郎氏との2連ポスターをつくれ』と要請。地元では『進次郎が負けたらどうするんだ』と声があがっている」(地元関係者)
“要請”の度合いによっては、またパワハラになりかねないが……。長谷川氏本人を電話で直撃した。
――2連ポスターを要請?
「いや、要請ではなくて『そういうことを、できますよ。選挙も近いのであっていいんじゃないですか』と話しました。パワハラとか言われたり、皆様にご迷惑かけましたので本当に。はっはっは(笑)」
――進次郎氏が負けたらどうするんだという声も。
「ご本人の判断ですから。私は自分の改革が第一なので(笑)。自民の改革は進次郎先生に任せて……」
そう「脱・パワハラ」を強調するのだった。