立民代表選4人目の候補 吉田晴美氏ってどんな人? 2021年衆院選では自民・石原伸晃氏を破って初当選(2024年9月7日『東京新聞』)

 立憲民主党代表選に立候補した当選1回の吉田晴美衆院議員(52)は7日の共同記者会見で、「永田町の常識では1期生の挑戦はありえない。常識を変えたい」と意気込んだ。推薦人の確保が難航し、立候補届け出の書類受け付けが完了したのは締め切り1分前。同様の立場だった江田憲司元代表代行(68)とぎりぎりで候補者の一本化で折り合い、滑り込んだ。
立憲民主党代表選の候補者討論会に臨む吉田晴美衆院議員=東京・内幸町の日本記者クラブで

立憲民主党代表選の候補者討論会に臨む吉田晴美衆院議員=東京・内幸町の日本記者クラブ

 山形県出身の吉田氏は立教大卒後、航空会社で客室乗務員として勤務した。投資会社や証券会社勤務を経て、旧民主党政権では小川敏夫法相(当時)の秘書官を務めた経歴を持つ。
 2021年の衆院選で東京8区から出馬し、自民党石原伸晃元幹事長を破って初当選。青果商の長女に生まれたことから「1円の重みをかみしめる八百屋の娘として生活者の声を代弁している」と自負する。
 支援に回った江田氏は記者団に「国民は物価高でキャベツ1玉を1円単位で節約しようと生活防衛している。吉田さんが勝ち抜くために力を合わせる」とエールを送った。(中沢穣)
 
 

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 52歳吉田晴美氏が出馬表明「常識を変えたい」 立憲民主党代表選に駆け込み出馬(2024年9月7日『日刊スポーツ』)
 

立憲民主党代表選出馬会見に臨む吉田晴美衆院議員(中山知子)
任期満了に伴う立憲民主党の代表選は7日、告示され、出馬できるか注目を集めていた当選1回の吉田晴美衆院議員(52)が、出馬を決めた。ともに出馬に意欲を示していた江田憲司元代表代行(68)が、吉田氏の一本化で出馬を見送り、吉田氏の出馬が届け出締め切りギリギリのタイミングで決まった。

紺色のパンツスーツにスニーカーで共同会見に出席した吉田氏は「この場に立たせていただけることは、30分前まで決まっていなかった」と述べ、「江田憲司議員が最後に一本化に向けて心を砕いてくださった。多くのみなさんに感謝申し上げたい」と語った。

「私ひとりでは挑戦することができなかった。最初に手を挙げた時、絶対無理、永田町の常識ではあり得ないといわれた。私に何ができるのか、という声があるかもしれないが、これまでの代表選の常識を変えていきたい」とも訴えた。

吉田氏は衆院東京8区選出。2021年衆院選自民党石原伸晃元幹事長をやぶって初当選し、注目を集めた。

代表選は枝野幸男前代表(60)、野田佳彦元首相(67)、現職の泉健太代表(50)と吉田氏の4人の戦いとなる。投開票は9月23日。【中山知子】