「ハリス氏、トランプ氏を初めて逆転…43%vs42%、誤差範囲内でリード」(2024年7月31日『中央日報日本語版』)

キャプチャ
米国のカマラ・ハリス副大統領 [写真 カマラ・ハリス フェースブック
民主党大統領候補に事実上確定したハリス副大統領が共和党大統領候補のトランプ前大統領に誤差範囲内でリードし、コンベンション効果が生じていることが30日(現地時間)確認された。
ロイター通信と世論調査機関イプソスが26-28日、米国の成人1025人を対象に調査してこの日に発表した結果によると、ハリス氏は登録有権者のうち43%の支持を受け、トランプ氏(42%)を誤差範囲(±3.5%)内でリードした。この調査でハリス氏がトランプ氏を上回ったのは今回が初めて。
バイデン大統領は6月末の最初の大統領候補テレビ討論会で高齢リスクを露出した後、党内で候補撤退圧力を受け、今月21日に候補から退きながら後任にハリス副大統領を支持すると宣言した。
オバマクリントン両元大統領夫妻をはじめ、ペロシ元下院議長、民主党上下院指導部と現役議員の相次ぐ支持の中、ハリス氏は事実上、民主党の大統領候補に確定し、公式選出手続きだけを残している。
民主党は8月1日から画像投票をしてハリス氏を大統領候補に公式的に選出した後、同月19-22日に予定された全国大会で指名受諾演説を行う予定だ。
候補交代前まで雰囲気が沈んでいた民主党に活気を吹き込んでいるハリス氏はこの日、ジョージア州での演説をはじめ、本格的な激戦州攻略に入る方針だ。
ニューヨークタイムズ(NYT)やロイターなどはハリス氏が来週、まだ公開されていないランニングメイト(副大統領)候補とアリゾナ、ミシガン、ネバダノースカロライナペンシルベニアウィスコンシンなど激戦州を相次いで訪問する予定と伝えられた。
ハリス氏は当初、オハイオ州候補登録期限に合わせて来月7日にランニングメイト候補を発表する計画だったが、遊説日程を勘案すると早期に副大統領候補を発表する可能性があると、NYTは報じた。
現在、副大統領候補にはシャピロ・ペンシルベニア州知事、ケリー上院議員アリゾナ州)、ウォルツ・ミネソタ州知事、ベシア・ケンタッキー州知事、ブティジェッジ運輸長官らが挙がっている。クーパー・ノースカロライナ州知事とウィットマー・ミシガン州知事は前日、候補から身を引いた。

ハリス氏、中間層重視のバイデン氏の取り組み堅持へ=米財務長官(2024年7月31日『ロイター』)
 
キャプチャ
イエレン米財務長官は30日、11月の大統領選で民主党の大統領候補となる見通しのハリス副大統領について、中間層に対する増税を実施せず、格差是正を目指すバイデン大統領のコミットメントを堅持するという認識を示した。(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)
フィラデルフィア 30日 ロイター] - イエレン米財務長官は30日、11月の大統領選で民主党の大統領候補となる見通しのハリス副大統領について、中間層に対する増税を実施せず、格差是正を目指すバイデン大統領のコミットメントを堅持するという認識を示した。
イエレン氏はフィラデルフィアで行われたイベントで、ハリス氏が当選すれば、育児支援や家族休暇、児童税額控除の拡大などバイデン氏の経済政策における複数の優先事項を踏襲する可能性が高いと述べた。
ハリス氏はバイデン氏の税制案を採用するかとの質問に対しては「ハリス副大統領は中間所得層への増税回避を支持すると表明している。それを守ると信じている」と述べた。
一方、トランプ政権時代の減税措置が期限を迎える2025年にハリス氏が議会での交渉にどう臨むかについては言及しなかった。