「ブラックペアン2」趣里演じる猫田のセリフ「日本人の体は米…」にネット湧く「泣きそう」「渡海先生…」(2024年7月14日『スポニチアネックス』)


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TBS系日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」「シーズン1」に続いて看護師・猫田を演じる趣里(C)TBS
 嵐・二宮和也(40)主演のTBS日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」(日曜後9・00)の第2話が14日、放送された。
 2018年4月期に同枠で放送された「ブラックペアン」の続編。シーズン1から6年後の世界を描く。二宮は、シーズン1で演じた天才的な技術を持つ外科医・渡海征司郎ではなく、今作では人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦を演じている。
 天城が東城大学医学部付属病院にやってくるところからスタートした第2話。資金が足りずスナイプ手術を受けられずにいた、洋菓子店を営む繁野(誠直也)の娘・麻美(蘭寿とむ)は、繁野自身が独自開発した大人気商品であるアップルパイのレシピと販売権を売ることで資金を調達しようとする。だが、それを知った繁野とその孫の結衣(堀越麗禾)は猛反対。そんな中、繁野が助かるためには莫大な費用がかかる天城のダイレクト・アナストモーシスを受けるしかないことが判明。天城はなんと、まだ13歳の結衣に手術を受けるための賭けを持ちかける。
 さらに天城は、日本医療界デビューは大勢の観客の前で公開手術を行うと宣言。高階(小泉孝太郎)をはじめとする東城大の医師から反感を買うことに。天城が結衣に持ちかけた賭けの内容とは…というストーリーが展開された。
 シーズン1では渡海のオペ看として敏腕を振るっていた猫田(趣里)がシーズン2にも登場。変わらずに天城が東城大学医学部付属病院で看護師として勤務していた。
〈以下ネタバレあり〉
 天城が持ち掛けた賭けは、結衣が3日以内に祖父の味のアップルパイを完成させること。天城は味を判定する“審査員”を、この店の常連・猫田が自然な形でするように仕込み、何も知らずに口にした猫田が「繁田さんのところの…」と“合格判定”したことで繁田は天城の手術を受けることができた。
 この店のアップルパイが好きな理由について聞かれた猫田は米粉を使っていることを挙げ「日本人の体は米でできているから」と返答。これが、シーズン1で渡海が母親から受け継いで常々口にしていた言葉だっただけにネットは大もり上がり。「渡海先生のセリフだ!」「泣きそうになった」「猫ちゃんと渡海先生の絆を感じる」など、シーズン1からつながるセリフにファンがわいていた。

「ブラックペアン シーズン2」天城(二宮和也)にまつわるBGMのクラシックに注目「計算された選曲に震える」「曲の違いは意図がある?」と考察飛び交う(2024年7月1日『モデルプレス』)
 
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二宮和也「ブラックペアン シーズン2」第2話より(C)TBS
 
【モデルプレス=2024/07/14】嵐の二宮和也が主演を務めるTBS系日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(毎週日曜よる9時~※第2話は15分拡大)の第2話が、14日に放送された。天城雪彦(二宮)にまつわるBGMに注目が集まっている。<※ネタバレあり>
 
二宮和也主演「ブラックペアン シーズン2」
海堂尊氏の小説「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」(講談社文庫)を映像化した本作。2018年4月期に二宮主演で放送された同枠「ブラックペアン」の続編で、シーズン1から6年後の物語を描く。
◆「ブラックペアン シーズン2」BGMのクラシックに注目
本作で二宮が演じるのは、シーズン1で演じた天才的な手技(縫合技術)を持つ外科医・渡海征司郎ではなく、人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城。ダイレクト・アナストモーシスという手技ができる唯一の医師であり、敵対する医師をも魅了していく人物だ。
オーストラリア・ゴールドコーストのハートセンターに長年勤めていたが、心臓血管外科医・世良雅志(竹内涼真)の説得のもと、佐伯(内野聖陽)が計画中の新病院のトップに推挙され来日することに。最初に行った公開手術を見事成功させ、華々しい日本医療界デビューを飾るのだった。
そんな中注目を集めたのは、第1話から話題を集めていた天城のオペシーンで流れるBGMだ。第1話オペシーンおよび、第2話で天城の公開手術開催決定のプロモーションビデオには、イタリアのヴァイオリニストのニコロ・パガニーニの「24のカプリース」第24番が使用された。パガニーニといえば、その巧みな演奏技術ゆえに「パガニーニの演奏技術は、悪魔に魂を売り渡した代償として手に入れたものだ」と噂されたというエピソードを持つ。まさに、「ディアブル」(※フランス語で「悪魔」の意味)と呼ばれ、心臓冠動脈バイパス術の世界的大家として名誉を持つ天城とリンクし、「天城のテーマ曲なのかな?」「天城先生にぴったり」「細かすぎるリンクがすごい」「計算された選曲に震える」「まさに“悪魔的”な演出」などの声が上がっていた。
そして第2話のオペシーンでは、ドイツのピアニスト・作曲家のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンによるピアノソナタ第8番「悲愴」第3楽章が流れた。同曲はベートーヴェンを代表する傑作として知られ、ピアニストとしてだけでなく作曲家としての彼の名声を高めることともなった楽曲だ。
二宮が自身のX(旧Twitter)でリアルタイムで実況していた「天城クラシックタイム」の通り、様々なクラシック×天城のコラボレーションに、ネット上では「パガニーニの次はベートーヴェン!」「今回のオペで天城が医者としての名声を高めたから『悲愴』を使ったのかな?」「曲の違いは何かの意図がある?」」と考察が飛び交っている。(modelpress編集部)