フランス国民議会選挙の第1回投票で極右野党・国民連合(RN)が第1勢力となる結果を受けて、プラカードを掲げてデモする人たち=6月30日、パリ(AFP時事)
【パリ時事】フランス国民議会(下院、定数577)選挙を巡る最新の
世論調査で、極右野党・国民連合(RN)の獲得
議席は従来予想を大幅に下回り、
過半数(289)に届かないという予測が3日公表された。
中道与党と左派野党が7日の決選投票に向け、200超の選挙区で極右の対抗馬を一本化した「包囲網」の影響とみられる。
予測によると、RNを軸とする極右勢の獲得
議席は190~220の見通し。第1回投票が行われた6月30日時点の予想では230~300と
過半数に達する可能性があった。
左派の予想獲得
議席は159~183。
マクロン大統領を支える与党は110~135と、第3勢力への後退が濃厚だ。調査は与党と左派の候補一本化を受け、2~3日に実施された。