2025年大阪・関西万博で、パビリオンを活用したイベントなどの企画運営を大阪府立高校の生徒が担う「高校生万博チーム」が15日、発足した。同日キックオフミーティングが行われ、生徒らは「世界中から人が集まる万博にしたい」と意気込んだ。
高校生万博チームは夕陽丘や水都国際など府立高11校の1、2年生約40人で結成。ほかの府立校に通うさまざまな生徒の協力を得ながら、高校生ならではの着眼点で万博のテーマを来場者に発信する企画を立ち上げ、運営するプロデューサーの役割を担う。
府教育庁によると、8月末頃までに複数の企画を立案し、今冬に詳細を確定させる。この日、大阪市内で行われたキックオフミーティングには、万博の公式キャラクター、ミャクミャクと府広報担当副知事のもずやんも駆けつけた。生徒らは「高校生にとっては貴重な体験で楽しみ」と期待を寄せた。
サプライズ登場したミャクミャク(甘利慈撮影)© 産経新聞
府教育庁の担当者は「万博に主体的に関わる意欲的な生徒が想定以上に集まってくれた。高校生と万博を盛り上げていきたい」としている。