“性被害”訴える女性僧侶 天台宗に第三者の調査を求める 『調査担当者が加害者側と知人関係』で「公正な調査と思えない」(2024年6月8日『MBSニュース』)

 寺の住職からの性被害を訴えている女性僧侶が、第三者による調査を求め天台宗に上申書を提出しました。
 四国に住む50代の尼僧・叡敦さんは、約14年間にわたって天台宗の寺の住職(60代)から日常的に性的暴行などを受けていたと訴え、住職と住職を紹介した親戚の大僧正(80代)の僧籍の取り下げを天台宗に求めています。
 叡敦さんは6月7日、滋賀県大津市にある天台宗の事務所を訪れ、調査担当者が加害者側の住職らと知人関係にあることなどから、第三者による調査を求める上申書を提出したということです。
 (性被害を訴える叡敦さん)「公正な調査とはどうしても思うことができない」
 天台宗は「調査結果を対外的に発表するなどの予定はない」としています。