ドジャース 大谷翔平 移籍後初のサヨナラヒット【一問一答も】(2024年5月20日『NHKニュース』)

大リーグ、ドジャース大谷翔平選手が19日、レッズ戦に先発出場し移籍後初となるサヨナラヒットを打ってチームの勝利に貢献しました。

ドジャースは本拠地ロサンゼルスでレッズとの4連戦の最終戦に臨みました。

前の試合、1番バッターで出場した大谷選手は、2番・指名打者の定位置に戻って先発出場し、1回の第1打席は159キロの速球に空振りの三振に倒れました。

0対0の3回は前を打つベッツ選手が2アウトからヒットで出塁し、大谷選手に第2打席が回りましたが、アウトコース高めのスプリットを打ってレフトフライでした。

2対1で迎えた5回は2アウト二塁の場面で第3打席に入り、3球目の変化球が大谷選手の足をかすめてデッドボールとなり塁に出ました。

2対2の同点で迎えた8回は先頭バッターとして第4打席に立ち、一、二塁間へのゴロの当たりを持ち味の俊足を生かして内野安打としました。しかし、後続が続かず得点にはつながりませんでした。

そして、延長10回、2アウト一塁二塁の場面で第5打席に入った大谷選手はインコース低めの速球をライトに引っ張ってサヨナラヒットを打ち、ドジャースが3対2で競り勝ちました。大谷選手のサヨナラヒットは2020年9月のエンジェルス時代以来でドジャースに移籍後は初めてです。

大谷選手はこの試合4打数2安打1打点、デッドボールが1つで4試合ぶりに複数安打をマークしました。打率は3割5分3厘に上がって両リーグを通じてトップに立っています。

「単打でいいのでなんとかヒットを」 

4年ぶりにサヨナラヒットを打った大谷翔平選手は試合後、現地放送局のインタビューに応じ「単打でいいのでなんとかヒットをと思っていたので、いい形で試合を終わらせることが出来てよかった。レッズとの4連戦の初戦は落としたがそのあとは、いい野球が出来た」と笑顔で話しました。

大谷翔平 一問一答】 

大谷選手は、試合後、報道陣の取材に3分ほど応じました。ヒットを打った直後に興奮したチームメートからかけられた水で少し湿ったユニフォーム姿のまま質問に答えました。

アメリカメディア〉
Q.ドジャースとして初のサヨナラヒットだが感想は。
A.ああいう状況で、まあ打てたことが次の打席にももちろんつながる、あす以降にもつながると思うので、すばらしい瞬間だったなと思います。

Q.首振り人形や「大谷翔平の日」、今週末は特別だった?
A.そうですね、はい、特別な週末だったかなと思います。ボブルヘッドデーに関しては打てなかったので、それ以降しっかり打ちたいなと思っていたので、打ててよかったなと思います。

Q.最後の打席はどんな対策があった?
A.んー、まあ本当に長打ではなくて、単打をしっかりと打つスタイルというか、そういうバッティングだったので、まあいい結果になってよかったなと思います。

〈日本メディア〉
Q.簡単なボールではなかったが、どんなスイングができた?
A.んー、まあ初球も、いいところの球でしたけど、まあそこは見送ってよかったのかなとは、打席の中では思っていたので、スライダーであったりとか、そこらへんしっかりとファウルに、厳しいボールもファウルにできていたのが、結果的にいい結果につながっているのかなと思います。

Q.打席の中でも冷静だった。
A.そうですね、ゾーンの確認だけしないといけないので、毎打席、どういう状況でもそれだけは徹底しないといけないですし、それができていればいい結果につながるのかなと思ってます。

Q.8番からの打順だったが、回ってくると思って準備していた?
A.んー、僕の前で終わるならそれはそれでいいことなので、それは、はい、それでいいかなと思ってました。まあ回ってきたので、自分の仕事、自分のバッティングをしっかりしたいなと思ってました。

Q.長打だけでなくて、打率を残せているのというところはどう考えているか。
A.んー、基本的にはどの打席も、基本的なことは変わらないですけど、ボール球振らずにストライクを振っていくという作業自体は変わらないですけど、その状況状況にあったバッティングはあると思うので、その状況に合ったバッティングができれば、必然的に率も残ってくるのかなと思います。