広島県安芸高田市の石丸伸二市長が7月に行われる東京都知事選挙に立候補する意向を表明しました。

石丸市長は17日、広島市で記者会見し「私が都知事を目指し、実行していきたいのは東京の発展、そして地方の発展、すなわち日本の発展だ。日本の総人口は次の20年間でおよそ1300万人減少し、多くの自治体が消滅に向かっている。46の道府県と密にコミュニケーションをとって多極分散を実現し、東京の過密を解消することで東京を世界で一番住みやすい街にできる」と述べ、ことし7月に行われる東京都知事選挙に無所属で立候補する意向を表明しました。

また、都知事選挙では政党の公認や推薦を受ける考えはないとした上で、考え方を共有できる政党からの支持については、歓迎する考えを示しました。

石丸氏は、広島県安芸高田市出身の41歳。

三菱UFJ銀行に勤めたあと、前回・2020年の安芸高田市長選挙で初当選し、現在1期目です。

石丸氏は市長就任後、政策課題への対応や行政の進め方をめぐって市議会の最大会派などと対立し、記者会見や自身のSNSでこうした対立について積極的に発信して注目を集め、今月10日、次の市長選挙には立候補しない意向を示していました。

東京都知事選挙には、このほかにあわせて18人が立候補の意向を表明しています。