◆「街頭活動できないなら候補者になる資格ない、と言われた」
調査は昨年11月〜今年2月に実施。1都3県の地方議会に所属する59歳以下の現職議員のうち、昨年4月の統一地方選とそれ以前の選挙で、未就学児がいる環境での当選者を対象とし、男女95人から回答を得た。
未就学児がいることで困難を感じた問題として「早朝や土日、夜の街頭活動が難しい」と答えた人が、当選前(72人)、当選後(61人)とも最多。一番つらい経験として、「『育児が理由で街頭活動ができないなら、候補者になる資格がない』と言われたこと」などの回答があった。
◆無理解の主は「仲間であるはずの人」
考える会の薗部誠弥(そのべせいや)・世田谷区議は「特に支援者や政党関係者ら『仲間であるはずの人』の無理解やハラスメントに悩む声が多い」と説明。「土日や早朝などに長時間の拘束を伴うような活動は、子育てとの両立が難しいことを周囲に理解してほしい」という回答が多く、子育て中の議員の切実な願いだと述べた。
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