人気アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」などのキャラクターのイラストを人工知能(AI)で画像生成したポスターを販売したなどとして、大船署は23日、著作権法違反(著作権侵害)の疑いで、滋賀県彦根市の自営業男性(40)と横浜市旭区の会社員男性(36)を書類送検した。県警によると画像生成AIによる同法違反の摘発は県内で初めてという。
書類送検容疑は、自営業男性は著作権者の許諾を得ず、昨年1月から3月にかけ、同アニメのキャラクター「式波・アスカ・ラングレー」らのイラストをAIで生成したポスター4枚をインターネットのオークションサイトで計4560円で販売するなどし、アニメ制作会社などの著作権を侵害した、としている。会社員男性も昨年3月、AIで生成したキャラクターのポスターデータを販売目的で所持したなどとして著作権を侵害した、としている。
署によると、2人はいずれも「生活費の足しにしたかった」と容疑を認めている。
生成AIで「エヴァ新劇場版」キャラの卑猥ポスターを作成・無断販売か 男性2人を著作権法違反容疑で書類送検 神奈川県警
有名アニメ「エヴァンゲリオン新劇場版」や「遊戯王」などに登場する女性キャラクターの卑猥なポスターを生成AIで作成し、ポスターを無断で販売したなどとして、男性2人が書類送検されました。 警察によりますと、書類送検された横浜市旭区に住む会社員の男性(36)と滋賀県彦根市に住む自営業の男性(40)は去年、有名アニメ「エヴァンゲリオン新劇場版」や「遊戯王」などに登場する女性キャラクターの卑猥な画像を複製したポスターを、無断で販売するなどした著作権法違反の疑いが持たれています。 男性2人はそれぞれ、有名アニメに登場する女性キャラクターを生成AIに読み込ませて卑猥なポスターを作成し、ネットオークションで販売していたということです。 ネットオークションでこれらのポスターが販売されているのを、捜査員がサイバーパトロールで把握し、作成者の特定に至りました。 同様の手口で横浜市の男性は2023年5月から去年3月にかけておよそ1000万円、滋賀県の男性は2023年7月から去年4月にかけておよそ570万円の利益を上げていたとみられています。 2人は調べに対し容疑を認め、「生活費に充てるためにやった」 という趣旨の話をしているということです。