誕生日に際し、宮内庁は愛子さまが国民スポーツ大会観戦など初めての地方公務で10月に佐賀県を訪問した際、「手すき和紙」の工房で愛子さま自らがすいた和紙をご覧になる様子や、皇居東御苑で実った柿などをご覧になる映像を公開しました。
学習院大学に在学中は学業優先でしたが、社会人になってからは春と秋の園遊会の出席や三笠宮妃百合子さまの一連の葬儀への参列など、この1年間の東京都内での「お成り」は、前の年の12件から30件に増えました。
天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは1日、23歳の誕生日を迎えられた。この1年、社会人として一歩を踏み出すのとともに、初めての単独地方公務に臨むなど、成年皇族の一員として経験を重ねられている。
「父も以前体験をさせていただいて、均一にするのが難しかったそうで」。10月、国民スポーツ大会や地方事情視察のため、お一方で佐賀県を訪問された愛子さま。伝統工芸の和紙の工房で紙すき体験に臨み、こう話して笑顔を見せられた。
初の単独地方公務に際し、両陛下とも相談しながら準備を重ねられていたという。行く先々で温かな歓迎を受け、歴史や伝統文化に触れて実り多い訪問となったことに、「感謝し、心からうれしく思われている様子だった」(側近)。
4月に社会人となり、日赤の青少年・ボランティア課で情報誌の編集やイベント運営などに取り組みながら、地方公務だけでなく、皇室の恒例行事である園遊会や、外国賓客を招いた宮中午餐(ごさん)(昼食会)、文化勲章受章者らとの宮中茶会にも初めてご臨席。「デビュー尽くし」の年を過ごされた。
忙しくも充実した日々の中で、お住まいの皇居では犬の「由莉」や猫の「セブン」との触れ合いの時間を大切にし、職員らと一緒にバレーボールやテニスなどで体を動かすことを楽しみにされているという。
「忙しくも充実した日々」愛子さま、23歳 この1年のご様子振り返り