©︎2024 映画「死に損なった男」製作委員会
2025年2月21日(金)より全国公開される空気階段・水川かたまり初主演映画『死に損なった男』の第二弾キャストが解禁された。
本作は『メランコリック』にて長編映画デビューを果たし、国内外で数々の賞を受賞した気鋭監督・田中征爾がメガホンを取った完全オリジナルストーリー。水川演じる関谷一平はお笑いの世界に憧れ構成作家になるも、夢が叶った半ば、殺伐とした社会と報われない日々に疲弊していた。駅のホームから飛び降りることを決意するが、隣の駅で人身事故が発生。タイミング悪く死に損なった一平の前に男の幽霊が現れ、「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」ととんでもない依頼をする。男を殺すまで取り憑くという幽霊の脅迫に、一平がとった選択とは。そして死に損なった男が辿る数奇な運命とは?
今回第二弾キャストとして発表されたのは8名。”死に損なった男”関谷一平に取り憑き、娘に付きまとう男の殺害を依頼する幽霊の森口友宏を演じるのは、『真犯人フラグ』(21~22)、『PICU 小児集中治療室』(22)などのドラマへ出演し、エキセントリックなキャラクターから冷静沈着な人物まで幅広く演じ分ける正名僕蔵。関谷とはバディ関係となり様々な問題に挑むことになる。
そんな森口の娘で関谷が辿る数奇な運命の中心的存在となる森口綾を演じるのは、先日Netflixで配信開始となったドラマ『極悪女王』も話題の唐田えりか。綾に執拗に付きまといついには命を狙われることになる若松克敏を演じるのは、ヴィジュアル系エアーバンド・ゴールデンボンバーのギター担当であり、俳優やタレントとしても活躍中の喜矢武豊。さらに、関谷が構成作家として働く芸人事務所「金子プロ」の同僚・竹下希は、元乃木坂46にして卒業後は女優・タレント・モデルとマルチに活動する堀未央奈。同じく関谷と同じ事務所の後輩にして売れっ子作家として活躍する沢本五郎は、昨年カンヌ国際映画祭にて脚本賞を受賞した『怪物』に出演した森岡龍が演じるなど、個性豊かな実力派俳優たちが”死に損なった男”の運命を翻弄する。
また、劇中の芸人事務所「金子プロ」に所属するお笑い芸人として、本年の「M-1グランプリ」に出場中で現在2回戦まで突破しているお笑いコンビ・マルセイユの別府貴之と津田康平、単独ライブが発売後即完売する人気男女お笑いコンビ・エレガント人生の山井祥子なども出演。劇中で演じられるすべてのコントを、作家としての才能も開花させるインパルス・板倉俊之が監修する。
正名僕蔵(森口友宏役)コメント:
あえて言わせていただきます。
この映画は、うだつのあがらない主人公と、彼にとり憑いたうっとおしいオジサンを二時間眺め続ける映画です。
水川かたまりさん演じるやたらとまばたきの多い主人公と、私演じるとにかくしつこいオジサンの二人組なんて、普通に考えたら5分で見飽きることでしょう。
ですが、あえて言わせていただきます、二時間まったく見飽きない作品となっております。
これはひとえに、田中監督の脚本&演出のマジックによるものです。
そのマジックに、ぜひ映画館でどっぷり浸っていただけたら幸いです。
唐田えりか(森口綾役)コメント:
『死に損なった男』が、ついに情報解禁ということで、ほんとうに嬉しく思っています。
現場で、みなさんのお芝居を感じながら、自分がどんどん自由に、解放されていく感覚がありました。
笑いが絶えないあたたかい現場でした。
本作はユーモアを交えながら、緊張感ある中で逞しく進んでいく優しい物語です。
ぜひ劇場で、体感してほしいです。
喜矢武豊(若松克敏役)コメント:
普段優しそうに見えるけど人としてダメな悪い男、いわゆるDV野郎を演じました。
今までやったことのないキャラクターなので、自分なりに楽しんで怖そうな人をやらせていただきました。
役者さんも素晴らしく、個人的に水川かたまりさんの演技が面白いというかとても素敵で撮影中ずっと見ていられました。
田中征爾監督とのタッグでとても良い世界観になっていると思いますので映画『死に損なった男』を見損なわない様にぜひ劇場に遊びに来てください!
堀未央奈(竹下希役)コメント:
竹下希役を演じさせていただいて、希の仕事がとにかく大事で物事をはっきりと伝えるちょっと強めな性格が自分自身の性格と重なる部分があり、演じていて共感する部分がたくさんありました。
水川かたまりさん演じる一平さんが死に損なう事で様々な変化や出来事が起こっていきます。かたまりさんにしか出せない空気感が映画全体を包みこんでいて、ご一緒させていただいて演じながら私もとても心地が良かったです。
見終わった後に明日ももう少し自分のペースで頑張ってみようかなと思っていただけたら嬉しいです。
森岡龍(沢本五郎役)コメント:
映画『死に損なった男』で描かれるのは、どこかで自分の人生を、「生き損なった人たち」の姿だと思う。
「死と生」が隣り合わせのように、「夢と挫折」も、「笑いと涙」も、「希望と絶望」も、やっぱり表裏一体なのだと、この映画から教わりました。主演・水川かたまりさんの美しい瞳と横顔が、とても印象に残っています。ぜひ、劇場でご覧ください。
解説
お笑いコンビ「空気階段」の水川かたまりが映画初主演を務め、死に損なったうえに幽霊にとり憑かれて殺人を依頼された男の数奇な運命を描いたオリジナルストーリー。長編監督デビュー作「メランコリック」が国内外で数々の映画賞を受賞した田中征爾が、監督・脚本を手がけた。
お笑いの道にあこがれて構成作家になったものの、殺伐とした社会と報われることのない日々に疲弊してしまった関谷一平は、駅のホームから飛び降りる決意をする。しかし、隣の駅で人身事故が起こったことにより、一平の状況が一変する。死に損なった一平の前に男の幽霊が現れ、「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」と、一平に殺人依頼を持ちかける。しかも、男を殺すまで幽霊は一平にとり憑くという。
幽霊にとり憑かれてしまう主人公・一平役を水田かたまりが演じた。( 映画.com)
2024年製作/109分/G/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2025年2月21日