兵庫県議会は24日、議会運営委員会を開き、25~30日に予定していた一般質問と代表質問を中止することを決めた。県議会は19日、全会一致で斎藤元彦知事に対する不信任決議案を可決しており、県政について知事に問う必要はないとの意見で一致した。内藤兵衛議運委員長は「大事な機会が失われたのは県政の停滞。不信任決議の重みを知事に改めて伝えたい」とした。
【写真】5日ぶりに登庁した斎藤元彦知事「だいぶ固まってきた」
知事が議会解散をせずに辞職か失職を選んだ場合は、職務代理者の下で30日に本会議を再開し、決算特別委員会を設置する。23年度各種決算案を審議し、10月23日に閉会する。
また自民党県議団は24日、知事選が行われる事態に備えて「検討会」を開いたが、候補者の擁立や推薦について結論は出なかった。関係者によると、県幹部2人に県議が立候補を打診したが、固辞されたという。