で、総裁選。
ぶっちぎりでトップとされていた小泉進次郎氏の雲行きが怪しいようで、『週刊文春』『週刊新潮』(9月26日号)がそろってトップで、その状況を。
『文春』は「進次郎大いなる誤算」。
『新潮』が「小泉進次郎3つの急所」。
『文春』によると-。
<「日本テレビが九月十二日に自民党員・党友を対象に行った電話調査では、石破茂元幹事長(67)が二五%、次いで高市早苗経済安保相(63)が二二%。告示前は二位の進次郎氏は一九%で三位となり、高市氏に逆転された。読売新聞や共同通信の情勢調査でも高市、石破両氏の後塵を拝した」(政治部記者)>
『新潮』は討論会での言動が影響していると。
<「リーダーシップ不足を指摘する声が霞が関で噴出しているのです。小泉陣営内にいる規制改革派の官僚たちからも〝ちょっとまだ早かったんじゃないか〟という声が出てきているそうです」(経済ジャーナリストの磯山友幸氏)>
<「所見発表演説の際、手元にある紙をどれくらい見ていたかを調べた知り合いによると、進次郎氏がダントツの200回。彼は与えられたシナリオを一生懸命にこなしている印象です」(政治アナリストの伊藤惇夫氏)>
しかし、<石破氏には日本の舵取りを託したくない>と断言するのは櫻井よしこさん。『新潮』の連載コラム「日本ルネッサンス」で「部下の信頼も決断力も欠く石破氏」と手厳しい。
全く同感。
詳しくは『新潮』のコラムをぜひ。
『週刊現代』(9・28)は「次の総理とニッポンの論点」「総裁選長老たちの暗闘」など14ページ。好企画。
先週の『現代』に続いて『週刊プレイボーイ』がトップで「『小泉進次郎首相』爆誕!…なら内閣はこんな顔ぶれに!!」。
舛添要一氏は、副総理・総務相に菅義偉氏、官房長官に梶山弘志氏、財務相に茂木敏充氏、経済安保相に小林鷹之氏(以下略)というのだが。
それにしても『週刊ポスト』(10・4)、この時期に表紙のトップが「老後の住まいが『生き地獄』に!」はないだろう。
残り5日間だ。
(月刊『Hanada』編集長)