“おねだり知事”爆誕! 兵庫・斎藤知事「ワイン飲んでみたい」「椅子持ち帰り」に批判続々「内容がどんどんショボくなる」の声も(2024年7月18日『SmartFLASH』) キャプチャ

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兵庫県の斎藤元彦知事(写真・共同通信
 2024年3月、元兵庫県西播磨県民局長が告発したことをきっかけに表面化した、斎藤元彦・同県知事をめぐる“醜聞”。
【画像あり】兵庫県知事“おねだり疑惑”の椅子
 斎藤知事による職員へのパワハラや、自治体や企業からの贈答品を求める“おねだり行為”など、7つの疑惑が問題とされている。
 さらに問題を大きくしているのは、告発した元局長が、7月7日に姫路市の親族宅で亡くなったことだ。自殺と見られている。
 こうしたことから、7月10日、県職員労働組合が斎藤知事に辞職を申し入れた。そして7月12日には、片山安孝副知事が7月末での辞職を表明。片山副知事は、斎藤知事にも辞職を持ちかけたが、拒否されたことを明かしている。
「7月12日には元局長の遺族が、彼が遺した『死をもって抗議する』というメッセージ、疑惑の根拠となる音声データ、詳細な陳述書を『百条委員会』に提出しています。
 一方、斎藤知事はこれまでも辞職について問われると『県民からの付託を受けている。県政を進めるのが私の仕事』と、辞職を繰り返し否定してきました」(社会部記者)
 百条委員会とは、自治体の不祥事などの事実関係を調査するために設置される特別委員会だ。
 7月16日、この件を調査する百条委員会は、遺族から提供された音声データについて、一分の内容を公表。
 2022年11月、斎藤知事が公務出張で訪れた同県上郡町の町長から、特産品であるワインについて話が出た際に「まだ飲んだことがないから味がわからない。飲んでみたい」「折を見てお願いします」と、知事からワインの贈呈を“おねだり”する内容があったことを明かしていた。
 また、斎藤知事が2023年9月、同県丹波市の事業所を視察した際、事業所が製作した、売りものでない木製の椅子とサイドテーブルを持ち帰っていたことも明らかになっている。
 斎藤知事は「産業振興のためで、おねだりではない」などと反論しているが、こうした行動を知ったXユーザーからは、
《おねだり知事は辞職したら?ここまで証拠もあり、証言もあり、言い逃れができない状況で、なお続行って、恥ずかしくないの?》
《おねだり知事のコメントがツッコミどころ満載だよね》
 と、斎藤知事を「おねだり知事」と揶揄する発言が多く聞かれている。まるで、世間を騒がせた「頂き女子」のようだ。
 なかには、ワインまで“おねだり”したとされる報告に対し、《兵庫県知事への批判がどんどんショボくなっていくんですが》という指摘の声もあるが……。
 疑惑の真相は、いかに――。

「百条委で答えさせてください」高級コーヒーメーカー受け取った県産業労働部長 斎藤兵庫県知事の疑惑で(2024年7月18日『産経新聞』)
 
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百条委での疑惑解明がまたれる斎藤元彦兵庫県知事=16日、神戸市中央区兵庫県庁(南雲都撮影)
兵庫県議会産業労働常任委員会が17日、県庁で開かれ、原田剛治・産業労働部長が、斎藤元彦知事の疑惑に関し委員からの質問に答えた。質疑応答は次の通り。
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--文書問題について当局の報告を求める
「6月下旬ごろに1回文書問題の内容について事実確認をしたいとの申し出があり、警察関係者とお会いしたことは事実でございます。記事には任意で事情聴取との言葉が使用されておりましたが、犯罪の捜査のための取り調べを受けた事実はございません」
--4日の会見で、知事は事実関係を承知していないと。知事や副知事への報告はされていなかった
「容疑をかけられたのではなく、事実の確認といわれて警察関係者とお会いした。報告する必要はないと考えました」
--コーヒーメーカーの取り扱いの確認を改めてしたい
「百条委員会(百条委)が設置されたので、呼ばれる覚悟をしてます。同じ事実関係を説明したとしましても、この表現で差異が生じ、誤解を招くということもあり得ると思っています」
--自身の判断で受け取った
「百条委で答えさせてください」
--知事が一度(受け取りを)断っている。受け取るのであれば、再度、知事に聞いてからにならないか
「(百条委で)具体的に聞かれることがあれば、答えさせていただきたい」
 

兵庫県知事に「官僚的」と苦言 維新吉村氏、積極的説明を促す(2024年7月17日『共同通信』)
 
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大阪府庁で記者会見する日本維新の会共同代表の吉村洋文知事=17日午後
 日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は17日の記者会見で、パワハラ疑惑を巡って辞職要求が相次ぐ斎藤元彦兵庫県知事に苦言を呈した。会見での説明姿勢について「同じことを繰り返し答えていて官僚的だ」と指摘。県議会の調査特別委員会(百条委員会)を待たずに、事実関係や背景を積極的に説明するよう促した。
 斎藤氏から電話で「パワハラはしていない」と説明があったとも明かした。進退については、事実関係の解明後に自ら判断するべきだとの認識を改めて示した。
 維新は2021年の知事選で斎藤氏を推薦している。次回選の対応を問われた吉村氏は「真実が明らかにならないと議論できない」と述べるにとどめた。