北大路欣也、名取裕子と39年ぶり共演 田中健とは34年ぶり…『さすらい署長』シリーズ第17弾が放送(2024年6月18日『ENCOUNT』)

北大路欣也主演『さすらい署長』シリーズ第17弾 今回の舞台は富山県
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「さすらい署長 風間昭平スペシャル『とやま庄川峡殺人事件』」に出演した北大路欣也名取裕子【写真:(C)テレビ東京
 俳優の北大路欣也が主演するテレビ東京系「さすらい署長 風間昭平スペシャル『とやま庄川峡殺人事件』」が24日の午後8時から放送されることが、18日に発表された。併せて、名取裕子田中健などキャスト陣も明らかになった。なお北大路と名取は39年ぶり、田中とは34年ぶりの共演となる。
 
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『さすらい署長』シリーズに登場する実力派キャストたち。上段左から田中健渡辺大高橋和也。下段左から長谷川朝晴相島一之石倉三郎金田明夫
『さすらい署長』は北大路主演の人気シリーズで、今回が第17弾。全国各地の警察署を渡り歩き、ワンポイントリリーフの警察署長を務めている風間昭平(北大路)が、警察内部から“さすらい署長”と陰口をたたかれながらも、赴任先で数々の難事件を解決していくヒューマンミステリー。第17弾の舞台は立山連峰庄川峡・井波彫刻など、歴史と自然に育まれた富山県。今回も謎に包まれた事件の真相を突き止めるべく、美しい景色の中をさすらい署長が奔走する。
 名取が演じるのは、風間が宿泊しようとした一軒宿の大女将で、実は20年前にある事件で知り合った上宮千代子。実はドラマの設定同様、北大路と名取は久々の共演。1985年公開の映画『夢千代日記』以来、39年ぶりの共演となる。また、風間が旅館の食事処で遭遇した美術商・島之内五郎役を演じる田中も、テレ東で90年のお正月に放送された12時間超ワイドドラマ『宮本武蔵』以来、34年ぶりの共演となる。
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 さらに、風間となにかと対立する赴任先の西富山署刑事課長・葛城文雄役に渡辺大、3年前に千代子が死別した彫刻師の夫・上宮正樹役に高橋和也、紹介された歌舞伎曳山会館で風間が出会った建設会社社長・桑原泰三役に長谷川朝晴が登場。また、3年前に井波の彫刻師たちをだました後に刺殺された詐欺師・大貫正弘役に相島一之、本シリーズおなじみの風間の古い仲間でもある盛岡南署部長刑事・村里耕二役に石倉三郎、西富山署副署長・鶴見恵一役に金田明夫など、実力派キャストが『さすらい署長』最新作を彩る。
 事件の発端は、千代子が大女将を務める一軒宿が佇む庄川峡で発見された女性の遺体。被害者は3年前に何者かに殺害された詐欺師・大貫と、犯人と目されながら取調べ中に急死した千代子の夫・正樹の目撃者だった。疑いの目は全てに関わる千代子に向けられるが、そう断定するのは時期尚早だとする風間。その裏には20年前の悲劇が隠されていた。
 北大路は「この作品をやらせていただくと聞いたら、『今度はどこに行けるんだろう?』とワクワクする気持ちがあります」と明かし、「今回は、富山の大牧に決まって、高岡・南砺地域を回ると聞いて、大変な時期にお邪魔するわけだから心配はあったんですが、皆さん快く支えてくださいました」と語った。
 名取との久々の共演に、「名取さんは初めてご一緒した頃から光り輝いていました。今もちっとも変わらない!」と称賛。「名取さんの演じる上宮千代子という役は、大変厳しい人生を送っているが、一歩一歩それを乗り越える。『いろんな人に助けられてこの峠を乗り越えることができたんだ。これからも生きていきたい』という思いを風間は直接聞くわけです。このセリフを聞いたとき、今回、このドラマの大きなポイントだなと思いました。千代子さんの言葉を聞いて、風間も未来をもらったような、そんな感じがします。そういう一つの大きなドラマの流れを、見てくださる皆さんに感じ取っていただければ最高にうれしいですね」と語った。
 また名取も、「北大路さんと一緒にお仕事をするのが40年近くぶりですが、変わらないですね。唯一無二の大きさと、明るさ、深さ、きれいな瞳、パワーも全然変わらない。大きな掌でお芝居させていただいた感じです」とコメント。「何度もご一緒している高橋和也君が夫の役で、田中健さんや金田明夫さん、相島一之さん、長谷川朝晴さんなど、共演者がとてもなじみ深い方たちばかりで安心しました。絡みのない方もいらっしゃるんですが、居心地のいい空間でしたね」と撮影を振り返り、「旅情と人情の両方をドラマで楽しめるっていうのが、今はとっても少なくなっているので、大人の方に安心して両方を楽しんでいただけるドラマになっていると思います。ぜひ、ご覧いただけたらなと思います」と呼びかけている。
ENCOUNT編集部