小池百合子・東京都知事の側近だった元都民ファーストの会事務総長で弁護士の小島敏郎氏が、「文藝春秋」5月号に小池氏の「学歴詐称工作に加担した」とする手記を発表した。小池氏は都庁での定例会見で否定したが、以前から「カイロ大学を卒業した」とする同氏の主張には疑義が呈されてきた。
【写真】著書の奥付には、カイロ大を「しかも首席で卒業」と、あるが…
JBpressでも小池氏の学歴問題について多数の記事を掲載してきた。中でも人気作家、黒木亮氏の手による2020年の連載(全6回)は大きな反響があった。詳細は下記の各回記事でお読みいただきたい
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黒木氏はカイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)の修士課程を修了し、中東情勢に詳しい。小池氏の学歴問題について、複数回の現地取材を含む調査で疑惑を徹底検証した。
その結果、黒木氏は「小池氏がカイロ大学の卒業要件を満たして卒業したという証拠、印象、片鱗は何一つ見出せなかった」としている。
徹底研究! 小池百合子「カイロ大卒」の真偽(全6回)
【第1回】「お使い」レベルのアラビア語 (2020.1.9)
【第2回】卒論の“嘘” (2020.1.11)
【第3回】エジプトで横行する「不正卒業証書」 (2020.1.13)
【第4回】「不正入学」というもう一つの疑惑 (2020.1.15)
【第5回】カイロ大学の思惑 (2020.1.17)
【最終回】卒業証明書、卒業証書から浮かび上がる疑問符 (2020.1.19)