岸田首相の在職日数、14日で歴代10位の864日…3月には田中角栄氏に並ぶが支持率は低迷(2024年2月14日『読売新聞』)

 岸田首相の在職日数は、14日で864日となり、自らと同じ宏池会自民党岸田派)出身の鈴木善幸元首相と並んで戦後の首相35人のうち歴代10位の長さとなる。秋の党総裁選で再選を果たせばさらなる長期政権も視野に入るが、岸田内閣の支持率は低迷しており、厳しい政権運営が続きそうだ。
 
記者団の質問に答える岸田首相(13日、首相官邸で)=川口正峰撮影
記者団の質問に答える岸田首相(13日、首相官邸で)=川口正峰撮影

 首相は13日、首相官邸で記者団に対し、政権の課題として能登半島地震や政治の信頼回復、賃上げ、国際情勢への対応などを挙げ、「先送りできない課題に全身全霊で取り組んでいる。その都度の判断に精いっぱい思いを巡らす毎日が続いている」と述べた。

 宏池会出身の首相では、同会創始者池田勇人元首相(1575日)に次ぐ在職日数となる。岸田首相は、来月には戦後歴代9位の田中角栄元首相(886日)、4月には同8位の橋本竜太郎元首相(932日)を超える。

「政治」の最新ニュース