紀藤正樹弁護士、『検察なめんな』発言の大阪地検特捜部検事を「腹切る覚悟で洗いざらい自分のミスを話すべき」とバッサリ(2024年12月21日『中日スポーツ』)

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 弁護士の紀藤正樹さんが21日、X(旧ツイッター)を更新。取り調べで「検察なめんな」などと暴言を浴びせたとされる大阪地検特捜部の検事に対し、「同じ法曹として恥ずかしい」と苦言を呈した。
 各社の報道によると、
学校法人の土地取引をめぐる横領事件で無罪が確定した大阪市の不動産会社の元社長が、国を相手取り、約7億7千万円の損害賠償を起こした。元部下に対して大阪地検特捜部の田渕大輔検事が行った取り調べの違法性が争点で、20日、大阪地裁で結審した。
 20日の裁判では、机をたたきながら「うそだろ」と机をたたいたり、「検察なめんなよ」などと怒気を含めた強い口調で迫ったりする田渕検事の取り調べ映像が法廷で流された。
 紀藤さんは、一連の様子を伝える毎日新聞のネット動画を引用。映像最後に田渕検事が放った言葉を捉まえて、「『失敗したら腹切らなきゃいけない』んだったら、腹切る覚悟で洗いざらい自分のミスを話すべきですね検察のために」とバッサリ。「大きな声だけで議論すらできないタイプの検察官です。職責を問う覚悟がない検事は同じ法曹として恥ずかしくなります」と嘆いた。