そう語るのは皇室担当記者。
この3つの役割すべてをしっかり果たされたことに愛子さまのご成長ぶりがうかがえます。特に4月以降に顕著なのは、ご公務やお出かけ先で、出会った人々と積極的に交流しようとされるお姿でしょう。
百合子さまの薨去後、愛子さまの弔問のご様子も映像で拝見しましたが、しめやかな雰囲気のなか、喪服姿の愛子さまが車から降りられると、その“オーラ”が周囲を照らしているかのような圧倒的な存在感を覚えました」
この秋からご公務も増え、23歳になられる愛子さまが国際親善の場に立たれる機会も多くなる。
前出の皇室担当記者によれば、
「百合子さまの薨去で取りやめになりましたが、愛子さまは佳子さまとごいっしょに、11月19日に埼玉鴨場で外交団を接遇される予定でした。招待されていたのは、イギリス、中国、インド、ブラジルなど32カ国の大使夫妻らでした。
鴨猟体験から昼食会まで4時間も各国大使と英語でコミュニケーションをとるというおつとめでしたが、それだけ愛子さまに国際親善の主要な担い手としての期待がかかっているということにほかなりません」
愛子さまは国際親善の場で、どのような活躍が期待されているのか。前出のつげさんが続ける。
愛子さまは6歳のころから、天皇陛下とごいっしょにスペイン語の個人授業を受けられていた。陛下は、愛子さまには楽しみながら授業に参加させてみようというお考えだったという。そのときの楽しいご体験が実を結んだのか、愛子さまは学習院大学ご入学後にも第2外国語としてスペイン語を履修された。
■懇談の場に、詳細な情報を記したメモを
「雅子さまは、フランスの芸術家であるソフィ・カルさんとは終始フランス語で会話されました。
また受賞者にはポルトガルのピアニストなどもおり、天皇陛下はポルトガル語で『素晴らしい』と、声をかけられていたとも報じられています。日本人の受賞者やアメリカのヒラリー・クリントン元国務長官も出席していましたから、両陛下はこの1つの懇談の場だけで、日本語・英語・フランス語・ポルトガル語と4つの言語を駆使されたことになります。
愛子さまは日本語・英語・スペイン語に加えてスワヒリ語のご挨拶もお話しできるようです。さらに今後はブラジル大統領の来日に備えてポルトガル語や、アフリカでも使用される機会が多いフランス語も習得されながら、世界のVIPたちを接遇されていくことになるのです」(前出・皇室担当記者)
実は天皇陛下や雅子さまも、ご懇談の前にはお相手について詳細にお調べになっており、またご懇談やご進講の際には、熱心にメモをとられているのです。これは昭和天皇や上皇さまはされなかったことで、“令和流”の1つなのです。愛子さまも、両陛下のお振る舞いから“メモ術”を学ばれてきたのでしょう」
23歳の愛子さまは6カ国語と、メモを利用した情報整理術という2つの翼で世界に飛び立たれる。
「女性自身」2024年12月10日号