右の手足の動かしづらさがかなり回復し、肺炎の症状も落ち着いたことなどから、10日あまりで集中治療室から一般の病室に移り、療養を続けられました。
さらに、軽い肺炎の症状がみられたことから、8月中旬から9月上旬にかけて3週間あまりにわたって再び集中治療室で治療を受けたあと、一般の病室に移って療養を続けられていましたが、今月8日に宮内庁が全身の機能が低下していると発表していました。
宮内庁の関係者によりますと、その後、容体が悪化して亡くなられたということです。
宮内庁は天皇陛下の大叔母にあたる、三笠宮妃百合子さまが15日午前6時32分、入院先の東京・中央区の聖路加国際病院で亡くなられたと発表しました。皇室最高齢の101歳でした。(誕生日:1923年6月4日)
▶三笠宮妃百合子さま ご逝去 101歳の生涯
今月7日の検査で、心臓や腎臓など全身の機能が低下していることがわかり、宮内庁は、翌8日百合子さまの容体の悪化を発表しました。
その後、容体に大きな変化はなく一般病室で静かに休まれていて声かけに対してうなずいたり目を開いたりと、「意識はある」としてましたが、11日には「機能低下は進みつつあり、意識が低下した状態にある」と明らかにしていました。
また容体の悪化を受け、9日朝、孫の三笠宮家の彬子さまが訪問先のイギリスから急きょ帰国して病院を見舞われるなど、家族や親族の見舞いが続いていました。