ライを許す日本フィフティーン(AP)
世界ランキング14位の日本は同4位のフランスに12―52(前半0―31)で敗れた。通算対戦成績は14戦1分け13敗となった。前半だけで5トライを許す完敗で、この秋は2週間前のニュージーランド戦に続く連敗。次戦は16日にフランス・シャンベリーで同17位のウルグアイと対戦する。
試合開始直後、ロックのディアンズのキックチャージからゴールラインに迫った日本だが、ボールをファンブルしてチャンスを逃すと、その後はやられっぱなしの展開となった。長短の小気味よいパス回しとキックを絡めたフランスの攻撃に翻弄(ほんろう)され、前半4分に最初のトライを奪われると、10分、19分、28分、34分と5連続トライを許し、早々と勝負を決められた。
エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチの下で超速ラグビーを掲げる日本だが、敵陣にボールを持ち込んでもブレークダウンでことごとくボールを奪われ、チャンスを逃した。前半終了間際にはプロップ竹内のクイックスタートで大きくゲインし、最後はCTBライリーにトライが生まれたかに見えたが、直前のプレーにノックオンがあり取り消しに、フラストレーションだけが募る前半40分間となった。
後半は10分にSO立川主将、22分に途中出場のNo・8タタフにトライが生まれて一矢報いたものの、時すでに遅し。厳しい現実を突き付けられる黒星となった。
▽日本代表登録メンバー
<1>岡部 崇人(横浜)
<2>原田 衛(BL東京)
<3>竹内 柊平(浦安)
<4>エピネリ・ウルイヴァイティ(相模原)
<5>ワーナー・ディアンズ(BL東京)
<6>下川 甲嗣(東京SG)
<7>姫野 和樹(トヨタ)
<8>ファウルア・マキシ(東京ベイ)
<9>斎藤 直人(トゥールーズ)
◎<10>立川 理道(東京ベイ)
<11>長田 智希(埼玉)
<12>シオサイア・フィフィタ(トヨタ)
<13>ディラン・ライリー(埼玉)
<14>ジョネ・ナイカブラ(BL東京)
<15>マロ・ツイタマ(静岡)
<16>松岡 賢太(神戸)
<17>森川 由起乙(東京SG)
<18>為房 慶次朗(東京ベイ)
<19>ファカタヴァ・アマト(BR東京)
<20>テビタ・タタフ(ボルドー)
<21>藤原 忍(東京ベイ)
<22>梶村 祐介(横浜)
<23>松永 拓朗(BL東京)
※◎は主将