学校法人「追手門(おうてもん)学院」(大阪府)の職員研修で「腐ったミカン」と言われて退職を迫られたとして、元職員の男性3人が学院や研修を行った会社などに損害賠償を求めた訴訟は6日、大阪地裁で和解が成立した。学院側と同社側が3人に精神的苦痛を与えたことを謝罪し、解決金計約9200万円を支払う。
訴状などによると、3人は40~50歳代。2016年の研修で同社の講師から退職を求められ、「あなたのような腐ったミカンは置いてはおけない」「 虫唾むしず が走る」「老兵として去ってほしい」などと責められた。
その後も学院幹部から退職を迫られ、3人ともうつ病を発症して休職。いずれも退職扱いとなり、22~23年に労災認定された。
掲載日時:2024年11月6日
2016年に本学院が実施した自律的キャリア形成研修につきまして、本日、和解条項に基づき双方合意のもと解決に至りましたことを報告いたします。
和解条項の内容に従って、引き続き再発防止に努めてまいります。
多くの皆さま方におかれましては、ご心配とご不快な思いをおかけしましたことをお詫び申し上げます。
2024年11月6日
学校法人 追手門学院