■野田・玉木会談で総理指名は?
「103万円の年収の壁を突破していこうとする動きについては、敬意を表するということを申し上げて、我々も、協力・後押しをしていくという話をさせていただきました」
国民民主党が訴える手取りを増やす経済政策への協力を表明。そのうえで、もう1つの焦点、政権を取るために、総理大臣指名の選挙で野党がまとまるかどうかについて。
「首班(総理)指名についての国民民主の立場はよく理解をしているつもりだが、『ご検討を』と最後に申し添えたということです。
(Q.その反応は)
『はぁ』という感じだと思います」
「具体的な話はありませんでした。
(Q.各党にどう呼びかけているかという話も)
具体的な話は、きょうはありませんでした」
■特別国会“会期”も決まらず
野党の足並みが揃わないことで、引き続き、石破総理が選出される公算が大きい特別国会。その召集日は、11日と与野党に正式に伝えられました。ただ、6日後に開会が迫るなか、その会期などを決める各会派の集まりでは、与野党の攻防が早くも始まっています。
決まらないことは、ほかにもあります。
■自民・立憲“予算委員長”どちらに
衆議院に17ある常任委員会。その委員長を、どこの党の誰にするかも特別国会で決めることです。選挙の前は、議席数に応じた配分でしたが、与党が議席を減らしたことで、野党側は、割り振りの大幅な見直しを求めていて、せめぎ合いが続いてます。
野党が委員長ポストを握ったケースでは、かつて、政府が、内閣人事局を新設する法案の成立を、断念し、翌年まで先送りした例もあります。
「私たち野党としても、多数ですので、(委員長ポストを)要求していきたい」
政治部 村上祐子野党キャップ