神木隆之介『海に眠るダイヤモンド』と『相棒』以外は全滅か 24年秋ドラマ「絶望的視聴率」とTV界の激変(2024年11月3日『ピンズバNEWS』)

神木隆之介『海に眠るダイヤモンド』と『相棒』以外は全滅か 24年秋ドラマ「絶望的視聴率」とTV界の激変(2024年11月3日『ピンズバNEWS』)
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神木隆之介、水谷豊(C)ピンズバNEWS
 
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■【画像】神木隆之介『海に眠る』での黒髪&金髪「完全別人」姿 会社員とホストに激変
神木隆之介、水谷豊(C)ピンズバNEWS
TVer』など見逃し配信が充実し、リアルタイムでドラマを見る人は減る一方の昨今。ついに来るところまで来たようだ――制作会社関係者は言う。
「10月になり各局で秋ドラマがスタートしましたが、リアルタイムの視聴率――特に今、テレビ界が重視しているとされる13~49歳のコア視聴率が絶望的に低調で……。以前から視聴率の下降は指摘されていましたが、今期はそれがより顕著なんですよね」
 コア視聴率は、3%台なら高視聴率と言われているという。テレビ離れが著しい現在でもバラエティ番組は高いコア視聴率を出すことも多く、たとえば10月14日放送の『月曜から夜ふかし2時間スペシャル』(日本テレビ系/夜9時~)――マツコ・デラックス(51)とSUPER EIGHT・村上信五(42)がMCを務める人気バラエティ番組は、コア視聴率6.3%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だった。
「その一方で、ドラマの数字がとにかく低いんです。10月3週(14日~20日)に放送された秋ドラマでコア3%台を記録したのは、神木隆之介さん(31)主演で『日曜劇場』枠の『海に眠るダイヤモンド』(TBS系/夜9時~)だけでした」(前出の制作会社関係者、以下同)
 神木が主演する『海に眠るダイヤモンド』は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、 そして家族の壮大な物語。脚本・野木亜紀子氏×監督・塚原あゆ子氏――『アンナチュラル』(18年1月期)などを手掛けた、TBS屈指の黄金コンビの作品ということで、放送前から注目を集めていた。そして主演の神木は、過去編と現代編で、役者人生初の一人二役を好演している。
「『日曜劇場』は現在最も視聴率が取れるドラマ枠で、10月20日放送の初回はコア3.4%と堅調。しかし、逆に言えば、数字が良いのは日曜劇場だけ、という感じで……。次点では水谷豊さん(72)主演の『相棒 season23』(テレビ朝日系/水曜夜9時~)は取れていましたが、これも“長期シリーズの初回”というアドバンテージがあってのものですからね」
 10月16日に放送された、『相棒 season23』の初回15分拡大SPのコア視聴率は2.6%。過去の名エピソード『少年A』(18年3月放送)で加藤清史郎(23)が演じた無戸籍児・高田創が立派な若手警察官として再登場したことでも話題を集めた。
「今秋の連ドラは非常に厳しそうです。『海に眠るダイヤモンド』と『相棒』以外は、本当に全滅とも言える数字です。奈緒さん(29)が主演のラブコメ×ボクシング作品『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系/火曜10時~)は、10月15日放送の第2話がコア視聴率2.0%でギリギリ2%台ですが高いとは言えないし、残るドラマは軒並み1%台ですからね……」
 10月14日に放送された鈴鹿央士(24)と松本穂香(27)がダブル主演を務める『嘘解きレトリック』の第2話は、コア1.9%。本作は都戸利津氏の漫画作品(白泉社)が原作の“貧乏探偵とウソを聞き分けられる女性によるレトロモダンミステリー”として、またフジテレビの看板である「月9」枠の連ドラとして注目を集めていたが、視聴率は振るわない状況にある。
 また、同日には同局系で趣里(34)主演のリーガルエンターテイメントドラマ『モンスター』(月曜夜10時~)の初回が放送されたが、コア1.6%だった。