【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・1部リーグ第20節
【©JUFA】
『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』1部リーグ第20節は、11月2日(土)に全6試合が行われた。
首位戦線がついに動いた。
長く同勝点でマッチレース状態となっていた首位・明治大学と2位・筑波大学だが、今節は結果が分かれた。明大は3位・東洋大学と対戦。開幕から負けなしの明大と9試合負け無しの東洋大の試合は、36分に中村草太がペナルティーキックを決めて先制すると、前半終了間際にも熊取谷一星がボレーシュートを突き刺して追加点。後半は東洋大も反撃に移るが、明大が堅固な守備でゴールを許さず明大が2-0で完勝はした
首位戦線がついに動いた。
長く同勝点でマッチレース状態となっていた首位・明治大学と2位・筑波大学だが、今節は結果が分かれた。明大は3位・東洋大学と対戦。開幕から負けなしの明大と9試合負け無しの東洋大の試合は、36分に中村草太がペナルティーキックを決めて先制すると、前半終了間際にも熊取谷一星がボレーシュートを突き刺して追加点。後半は東洋大も反撃に移るが、明大が堅固な守備でゴールを許さず明大が2-0で完勝はした
一方、筑波大は降格圏から完全に脱したい9位・国士舘大学に苦戦。34分に国士大・中村晃大にゴールを許し、リードを奪われてしまう。後半は主導権を握り、54分に角昂志郎が同点弾を叩き出すも、その後は国士大を攻めきれず1-1のドロー決着となった。
この結果、首位・明大が勝点を48に伸ばしたのに対し、引き分けの筑波大は勝点を46とするに留まった。これまで6節にわたり同勝点で競り合っていた両チームの勝点が離れ、ついに明大が単独首位に。とはいえその差はわずか2ポイント。残り2節で逆転可能な範囲内だ。
インカレ(全日本大学サッカー選手権大会)出場に向けて順位を上げてきたのが7位の日本大学と8位の桐蔭横浜大学だ。日本大学は同勝点の6位・流通経済大学に2点を先取されるが、その後、青木大和、熊倉弘貴、齋藤慈英が立て続けにゴールを決めて2点差をひっくり返す逆転に成功。日大はこの勝利で5位に浮上し、インカレの出場を確定させた。
桐蔭大は序盤に挙げた斉藤夏のゴールを最後まで守りきって0-1で勝利。この結果、桐蔭大は順位をひとつ上げて7位に。敗れた東京国際大学は5位から6位に順位を下げた。
下位グループも接戦が繰り広げられた。ともに降格圏に沈む勝点1差の10位・東海大学と11位・駒澤大学の試合は前半序盤に駒大が先制するものの、後半、東海大に追いつかれて1-1に。さらに試合終盤、東海大は星景虎が倒されてペナルティーキックを獲得。これを桑山侃士が決めて東海大が逆転に成功。東海大が1-2でシックスポイントマッチに勝利した。東海大はこの勝利で勝点を21に伸ばし、国士舘大学と同勝点ながら得失点差で上回り9位となり、降格圏から脱出した。1部リーグ残留のためには勝利が必須条件となる12位・関東学院大学は、4位の中央大学をホームに迎えての大一番となった。試合は中大が序盤に先制。すると負けられない関東大が後半に猛攻を仕掛け、52分に野嶋圭人のゴールで追いつくが、逆転ゴールにどうしても届かず、1-1で試合終了。この結果、関東大の2部リーグ降格が決定した。
残るは2試合で筑波大がどこまで首位に近づくことができるのか。また、関東大の2部降格は決まったものの、2部自動降格はあと1チーム残っている。次節では、勝点4差の10位・国士舘大学と11位・駒澤大学が直接対決。国士大が自動降格を免れるのか、それとも駒大が自動降格圏から脱するきっかけを掴むのか。こちらも見逃せない戦いとなるだろう。次節、第21節は11月9日(土)に5試合、11月10日(日)に1試合が行われる。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
(文・飯嶋玲子)
この結果、首位・明大が勝点を48に伸ばしたのに対し、引き分けの筑波大は勝点を46とするに留まった。これまで6節にわたり同勝点で競り合っていた両チームの勝点が離れ、ついに明大が単独首位に。とはいえその差はわずか2ポイント。残り2節で逆転可能な範囲内だ。
インカレ(全日本大学サッカー選手権大会)出場に向けて順位を上げてきたのが7位の日本大学と8位の桐蔭横浜大学だ。日本大学は同勝点の6位・流通経済大学に2点を先取されるが、その後、青木大和、熊倉弘貴、齋藤慈英が立て続けにゴールを決めて2点差をひっくり返す逆転に成功。日大はこの勝利で5位に浮上し、インカレの出場を確定させた。
桐蔭大は序盤に挙げた斉藤夏のゴールを最後まで守りきって0-1で勝利。この結果、桐蔭大は順位をひとつ上げて7位に。敗れた東京国際大学は5位から6位に順位を下げた。
下位グループも接戦が繰り広げられた。ともに降格圏に沈む勝点1差の10位・東海大学と11位・駒澤大学の試合は前半序盤に駒大が先制するものの、後半、東海大に追いつかれて1-1に。さらに試合終盤、東海大は星景虎が倒されてペナルティーキックを獲得。これを桑山侃士が決めて東海大が逆転に成功。東海大が1-2でシックスポイントマッチに勝利した。東海大はこの勝利で勝点を21に伸ばし、国士舘大学と同勝点ながら得失点差で上回り9位となり、降格圏から脱出した。1部リーグ残留のためには勝利が必須条件となる12位・関東学院大学は、4位の中央大学をホームに迎えての大一番となった。試合は中大が序盤に先制。すると負けられない関東大が後半に猛攻を仕掛け、52分に野嶋圭人のゴールで追いつくが、逆転ゴールにどうしても届かず、1-1で試合終了。この結果、関東大の2部リーグ降格が決定した。
残るは2試合で筑波大がどこまで首位に近づくことができるのか。また、関東大の2部降格は決まったものの、2部自動降格はあと1チーム残っている。次節では、勝点4差の10位・国士舘大学と11位・駒澤大学が直接対決。国士大が自動降格を免れるのか、それとも駒大が自動降格圏から脱するきっかけを掴むのか。こちらも見逃せない戦いとなるだろう。次節、第21節は11月9日(土)に5試合、11月10日(日)に1試合が行われる。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
(文・飯嶋玲子)