前知事への不信任決議を主導した自民兵庫県議団が、前知事の再選を回避しようとしたが、明石市や姫路市、加古川市など一部の自民市議が、「特定候補の支援を禁止することは、民主主義の理念に反する」となどと反発した。
市議団は、清水氏の訴えている施策や思想について「(市議団と)さほど変わらない」とし、22の政策項目について合意した政策協定書に署名し、推薦書を手渡した。
清水氏は、「現在の兵庫県政の混乱を収め、停滞を解消するには、政党間の対立を超えて正さなければならない」と述べた。
さらに「神戸市、特に市議会第一会派の自民党との連携は重要。自分がやりたいことや、方向性は一致している」と話した。
一方、自民党神戸市議団は清水氏について、「維新との距離感は懸念材料であり、国政での政治的スタンスも異なるが、清水氏の政策についてほぼ全ての項目で考え方が変わらないことを確認している」と評価している。
党派を問わず幅広い支持を呼びかけており、すでに維新が支援する方針を固めている。
兵庫県知事選にはいずれも無所属で、
●前知事・斎藤元彦氏(47)
●共産党が推薦する医師・大沢芳清氏(61)
●レコード会社経営・福本繁幸氏(58) ●政治団体「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志氏(57)
●ニュース分析会社社長・木島洋嗣氏(49)の7人が立候補している。