近代に皇室が買い上げた美術工芸品を紹介する展覧会が、皇居にある収蔵施設で29日から始まります。
皇居・東御苑にある「皇居三の丸尚蔵館」は、皇室から国に寄贈された古代から近代までの貴重な美術工芸品の保存と公開を行っていて、29日から始まる展覧会では、明治から昭和初期にかけて皇室が買い上げた絵画や工芸品など25点が公開されます。
「皇居三の丸尚蔵館」の岡本隆志主任研究員は、「皇室が、作品を買い上げることにより美術を振興する役割も担っていたことを感じながら作品を楽しんでほしい」と話していました。
この展覧会は、展示品を入れ替えながら12月22日まで開かれ、このほかに平安から江戸にかけて宮中に仕えた公家の書も公開されます。