“闇バイト”は「すぐ通報や相談を」相次ぐ事件受け神奈川県警本部長が呼びかけ(2024年10月23日『テレビ朝日系(ANN)』)

"“闇バイト”は「すぐ通報や相談を」相次ぐ事件受け神奈川県警本部長が呼びかけ"
横浜市の強盗殺人事件や関東で相次ぐ闇バイト事件を受け、神奈川県警の和田本部長は闇バイト事件について「すぐに警察に相談を」と呼び掛けるとともにパトロールを強化していく方針を明らかにしました。
 神奈川県警の和田薫本部長は23日の定例記者会見で、横浜市の強盗事件など関東で相次ぐ闇バイト事件などについて「高額バイト等の表現や仕事の内容が明らかではない勧誘がある」「そうした不審なものには決して応募しないようにしてほしい」などと呼び掛けました。
 また「自分が闇バイトに加担していると気付いた段階で、すぐに警察に相談してほしい」とし、危険性が高い場合などでは警察としても安全な場所への避難措置を取ると説明しました。
 相次ぐ闇バイト関連の強盗事件を受け、県警ではパトロールの際、パトカーの赤色灯をあえて点滅させる“見せる警戒”を行っているということです。
 警察は不審なバイトに関わってしまいそうになった場合は110番のほか、警察相談専用電話「#9110」、犯罪に関する情報を匿名で求める「匿名通報ダイヤル」の利用を呼び掛けています。
匿名通報ダイヤル:0120-924-839
受付時間(月から金)午前10時から午後5時

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首都圏「闇バイト」連続強盗 神奈川県警本部長「加担する前に通報を」(2024年10月23日『神奈川新聞』)
 
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神奈川県警の和田薫本部長(資料写真)
 「犯罪に関わる前に通報や相談を」-。首都圏で相次ぐ強盗事件を受け、神奈川県警の和田薫本部長は23日の定例会見で、「闇バイト」に応募するなどした実行役らに向けて異例の呼びかけを行った。従わなければ危害を加えると脅されている実行役や家族への安全確保対策を講じることで、犯行を踏みとどまらせる狙いだ。
 
 交流サイト(SNS)で募っている闇バイトは、応募の際に運転免許証など個人情報の送信を求められ、応じれば相手に居住地を把握されてしまう。その後に強盗などに加担するよう指示され、従わなければ本人や家族に危害を加えると脅されることもあり、恐怖心から拒否できずに犯行に及ぶ実行役も多いという。
 そうした状況を踏まえ、県警は闇バイトに応募した若者らから相談を受けた場合、状況に応じて本人や家族の安全確保対策を講じるとし、和田本部長は「脅迫を受けていても、犯罪に加担することがあれば決して許されることではない。目先の利益を手に入れるために安易に犯罪に加担しないでほしい」と話している。