丸山大輔被告 イラスト:一色こうき
丸山大輔元長野県議の妻殺害事件の裁判です。検察が提出した防犯カメラ映像に映っているのが被告の車かどうかについて、証人尋問が行われました。検察側の証人は「被告の車と同一性が高い」とする一方、弁護側の証人は「不鮮明で一致するとは言えない」と真っ向から否定し、見解も対立しています。
元県議の丸山大輔被告(50)が、妻・希美さん(当時47)を殺害した罪に問われている裁判員裁判。
22日も一つ目のテーマ「被告の所在・移動の状況」について審理が行われました。
被告の車と映像の車はナンバープレート左右のへこみ傷の位置や形が一致しているなどとして、「同一性が高い」と話しました。
一方、22日は弁護側の証人として警察などから科学鑑定を請け負っている民間会社の代表が出廷。
映像について、「不鮮明で、被告の車と一致するとみるのは困難」などと話しました。
映っているのは、被告の車なのか。
23日は、「被告の所在・移動の状況」について、検察側と弁護側が意見を述べる論告・弁論が行われます。
「鑑定した画像が不鮮明で被告の車と同一と言うには難しい」と検察側の主張を否定 弁護側 民間の研究機関の所長が証言台に【元県議の妻殺害事件】(2024年10月22日『テレビ信州』)
5日目の22日は初めて弁護側の証人尋問が行われ、防犯カメラの映像について「被告の車と同一と言うには難しい」と検察側の主張を否定しました。
争点となっているのは「被告の事件当時の所在と移動状況」。
22日初めて弁護側の証人尋問が行われ、民間の研究機関の所長が証言台に立ちました。
「鑑定した画像が不鮮明で被告の車と同一と言うには難しい」画像からは、ほかの車種の可能性もあり疑問が残ると証言しました。
防犯カメラからは車のナンバーなどが特定できていない中、23日は、検察と弁護側がそれぞれ意見を述べる論告と弁論が行われます。