秋篠宮家の次女・佳子さま「自分とは異なる背景や状況に対する理解が深まることを願っています」手話であいさつ 手話パフォーマンス甲子園に出席(2024年9月23日『BSS山陰放送』)

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秋篠宮家の次女・佳子さまが、22日に鳥取県米子市で開かれた「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」出席のため、鳥取県を訪れました。
 
おととい、米子鬼太郎空港に到着された佳子さま。秋らしい落ち着いたベージュの装いで、出迎えに集まった人たちのもとに歩み寄り、にこやかに話しかけられました。
佳子さまの鳥取県訪問は、去年の手話パフォーマンス甲子園以来、9回目です。
続いて佳子さまは、伯耆町にある植田正治写真美術館を訪問。
スタッフから、被写体となった人がこの美術館を訪れたことがあるなどといった説明に、ときおり笑顔も見せられました。
その後、佳子さまは、手話パフォーマンス甲子園に出場する生徒たちとの交流会へ。
鳥取県平井伸治知事からは、メジャーリーグ大谷翔平選手に絡めた、お得意のダジャレも飛び出しました。
「大谷選手が、52-52を達成したというニュースが流れているわけですね。これ、我々もですね皆様に52-52をプレゼントしたいと思います。『ご自由にご自由に(ごじゆうにーごじゆうに)』でございます」
佳子さまは、生徒たちの手話や言葉にときおり深くうなずきながら、表情豊かに手話で歓談されました。
米子東高校の生徒
「(歓談の)最後のときに言われたのですが、チームの友達のみんなにも明日頑張ってくださいと伝えて欲しいと言われました」
また、石川県から参加した生徒は、大雨の被害についてもお見舞いの言葉を伝えられました。
田鶴浜高校の生徒
「(被害について)心配ですねと共感していただいて、これからのことについて、そして今回の手話パフォーマンスについての話をしていただきました」
そしてきのうの大会本番。佳子さまは手話であいさつされました。
「手話を含む様々な言語、聞こえないこと、聞こえにくいこと、自分とは異なる背景や状況に対する理解が深まることを願っています」
全国高校手話パフォーマンス甲子園は手話言語条例を制定する鳥取県が、高校生のパフォーマンスを通してその魅力を広めようと2014年から開いています。
今年は全国から予選を勝ち抜いた16チームが出場。米子東高校・鳥取城北高校・松江ろう学校といった山陰勢も日頃の練習の成果を披露しました。
その結果、演劇・コントなどの部門では熊本聾学校が優勝。ダンス・歌唱部門では、大阪の久米田高校が優勝しました。
演劇・コント・ポエム等部門優勝 熊本聾学校の生徒
「(佳子さまが)真剣にお話を聞いてくれてすごいありがたい気持ちになりました」
また、能登半島地震や今回の豪雨で被害を受けた石川県のチームには、開会に先立ち、義援金と他の参加チームからの応援メッセージが贈られました。