パーソナリティーの垣花正が「(斎藤氏が)やめないメンタリティーの分析は可能ですか?」と聞くと、泉氏は「私も(兵庫県の)明石市で市長をしていましたし、彼が県知事に立候補する前にお会いしていますし、いろいろ重なっていますから。本人としては兵庫県知事になりたいという気持ちが強かったですけど、言葉を選ばなあかんけど、知事になって何をしたいとかいうタイプでもないので、そこのポストに対する思いの強さは人一倍だとは思います」と答えた。
また、垣花の「今回の問題の1番の問題点は?」には、「角度を変えて話をさせていただくと、知事だけの問題ではなくて、兵庫県の県庁組織そのものの問題も大きい」と指摘し、「実際に兵庫県というのは、1962年からずっと総務省出身の知事なんです。60年以上も知事が変わっても全部総務省出身なんですよ。県庁組織も古い体質。そんなところは他にほとんどないんです。都市部の知事は関西でも民間の方も多いですから。体質がずっと官僚体質なので、風通しがよければもっと早い段階でいろんな対応があったと思います」と説明。
そして、「あと県議会も不信任出せばいいわけですけど、不信任決議をすると解散という手段があるので、自分たちの選挙になるので不信任決議の方にいかない状況」とし、「知事は例えば議会がせーので不信任決議を上げれば、いずれにしても知事はやめざるを得なくなるわけですから、そうすればいいと思いますけどね」と自身の考えを述べた。
◇兵庫・斉藤知事告発文書の疑惑7項目
(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任
(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い
(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた
(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った
(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした