天皇、皇后両陛下が岡山県入り 即位後初 植樹祭出席や真備視察へ(2024年5月25日『山陽新聞』)

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歓迎の人たちに手を振りながら、岡山桃太郎空港を出発される天皇、皇后両陛下=25日午前11時40分、岡山市北区日応寺
 
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特別機で岡山桃太郎空港に到着、出迎えに笑顔で応じられる天皇、皇后両陛下=25日午前11時22分、岡山市北区日応寺
 
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岡山桃太郎空港を出発される天皇、皇后両陛下の車に、小旗を振って歓迎する人たち=25日午前11時40分、岡山市北区日応寺
 
 天皇、皇后両陛下は25日、岡山市で26日に開かれる「第74回全国植樹祭」に出席するため羽田発の全日空特別機で岡山県入りされた。両陛下の来県は2019年の即位後初めて。26日まで滞在し、18年の西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区の視察なども予定する。
 両陛下は午前11時過ぎ、岡山桃太郎空港(岡山市北区日応寺)に到着。出迎えた伊原木隆太知事、河原雄介県警本部長、大森雅夫岡山市長らと言葉を交わし、車で滞在先のホテルに向かった。空港周辺では日の丸の小旗を振って歓迎する県民に車内から笑顔で応えていた。
 午後は岡山工業高(同伊福町)で生徒らから学校活動の説明を受け、植樹祭で演奏する同市ジュニアオーケストラの練習を視察。
 26日はジップアリーナ岡山(同いずみ町)で開かれる全国植樹祭に臨席し、倉敷市真備町を訪問後に帰京する。
 天皇陛下が岡山を訪れるのは皇太子時代の16年全国高校総体以来8年ぶり、皇后さまは初めてとなる。
 

 天皇、皇后両陛下、植樹祭のため岡山県ご訪問 高校生らとご交流(2024年5月25日『産経新聞』)
 
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高校生らの説明に耳を傾けられる天皇、皇后両陛下=25日午後、岡山市北区伊福町(代表撮影)
 
天皇、皇后両陛下は25日、全国植樹祭臨席などのため、羽田発の特別機で岡山県に入られた。1泊2日の日程で、26日には岡山市で開かれる式典に臨席するほか、平成30年の西日本豪雨で被災した倉敷市真備町を訪れ、復興状況を視察される。
両陛下は25日午前11時過ぎ、岡山市岡山空港にご到着。この日は市内の県立岡山工業高校を訪れ、地域の課題解決に取り組む生徒や、同市のジュニアオーケストラのメンバーらと交流された。
天皇陛下は、水酸化マグネシウムを活用した水質浄化に取り組む化学工学科の女子生徒らに、「ずいぶんいろいろと試行錯誤されて」とお声がけに。皇后さまは、「将来は?」と進路について尋ね、激励されていた。
夕方には市内のコンベンションセンターで、緑化功労者らと懇談された。
 

天皇皇后両陛下 地域課題に取り組む岡山の工業高校を視察(2024年5月25日『NHKニュース』
 
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天皇皇后両陛下は25日、岡山市で学科ごとの専門性をいかして地域課題の解決に取り組んでいる工業高校を視察されました。
両陛下は26日に開かれる全国植樹祭に出席するため、25日から岡山県を訪問していて、午後3時前、岡山市内の工業高校を訪ねられました。
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この高校では授業の一環として、7つある学科ごとに課題を決めて地域と連携して解決に取り組んでいて、両陛下は土木科の生徒2人から高校周辺の道路を点検する活動について説明を受けられました。
そして生徒たちに「どのようなところをパトロールされているのですか」などとことばをかけられました。
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両陛下はこのあと体育館に移り、26日の式典で演奏を担当するジュニアオーケストラの練習をご覧になりました。
演奏を聴いたあと団員との懇談を終えた天皇陛下が、指揮者に「私もビオラを演奏しているんですよ」と話されると、皇后さまが「弾いてみたら」と勧められる場面がありました。
これを受けて指揮者が「一緒に弾かれますか」と誘うと、天皇陛下は「あしたも楽しみにしています」とにこやかに話されていました。
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両陛下は26日、岡山市全国植樹祭の式典に出席したあと、倉敷市真備町を訪ね、6年前の西日本豪雨で大きな被害を受けたまちの復興状況を視察されます。