唐十郎さん通夜に麿赤兒ら150人参列 祭壇は〝紅テント〟(2024年5月14日『サンケイスポーツ』)

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大鶴義丹(右)
4日に急性硬膜下血腫のため亡くなった劇作家で俳優、唐十郎さん(享年84)の通夜が13日、東京・杉並区の堀ノ内斎場で営まれ、故人が主宰した「状況劇場」出身の麿赤兒(81)、佐野史郎(69)ら150人を超える関係者が参列した。
唐さんは1960~70年代に特設の「紅(あか)テント」を拠点に前衛的な作品を上演し、日本の演劇界をけん引。参列者によると、祭壇は紅テントを連想させる赤いバラで彩られ、棺の中の唐さんは黒いハットにタキシード姿で安らかな表情だったという。
遺影のそばに設置されたモニターには故人の功績を振り返る映像が流れ、柄本明(75)ら親交の深い俳優陣は唐さんとの思い出話を語り合っていた。
喪主は妻の大靏美和子さんが務め、長男で俳優、大鶴義丹(56)は憔悴した様子で会場入り。長女で女優、大鶴美仁音(みにおん、32)、次男で俳優、大鶴佐助(30)も尊敬する父との別れを惜しんだ。
葬儀・告別式は14日午前11時から同所で営まれる。