小林製薬 紅麹問題 厚労省と大阪市が製造工場に立ち入り検査(2024年3月30日『NHKニュース』)

小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを相次いで発症した問題で、厚生労働省大阪市は30日午前11時ごろ、食品衛生法に基づき去年12月まで紅麹原料を製造していた大阪市内の工場に立ち入り検査に入りました。

工場は老朽化を理由にすでに閉鎖されていますが、健康被害の訴えがあった製品の紅麹原料はこの工場で去年製造され、厚生労働省はそのロットで青カビから発生することがある「プベルル酸」という物質が会社の調査で確認されたとしています。

厚生労働省は製造工程を確認するとともに、当時の状況について会社から話を聞くなどしてこの物質がなぜ混入したのか詳しく調べるものとみられます。