秋篠宮ご夫妻は若手研究者の研究を支援・奨励するために上皇さまの寄付金で創設された「日本学術振興会育志賞」の授賞式に出席し、受賞者一人一人と懇談されました。
秋篠宮ご夫妻は午前11時半ごろ、東京・港区の明治記念館で「第14回日本学術振興会育志賞」の授賞式に出席されました。 この賞は優れた研究を行う大学院博士課程などの学生を対象に贈られるもので、秋篠宮ご夫妻は受賞した大学院生18人に対し、拍手を送られました。
式典後、ご夫妻は記念茶会で受賞した学生一人一人と懇談されました。 「高齢者に対する否定的態度の軽減」を研究する東京大学大学院2年生の清水佑輔さん(26)に対して、秋篠宮さまは「高齢者への偏見は一般の人も気づいているものですが、どうやって実証データとして研究をされているんですか」と質問され、紀子さまは「今後、日本が高齢者が増えていくにあたって重要なテーマだと思います。頑張って下さい」などと声をかけられたということです。
日本学術振興会育志賞は2009年、厳しい経済環境で研究に励む若手研究者を支援するため、在位中だった上皇さまが金一封を贈られたことがきっかけで2010年に創設され、受賞者には学業奨励金110万円が贈られます。 秋篠宮ご夫妻の出席は今回で9回目となります。